EIZOKの日記

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ひとり情シス パターン1 専任編

前回分類したパターン1~6について、それぞれを考察していきたい。ひとり情シスとはどういう生き物なのか。そして、その未来は明るいのかどうか。なお、この考察は私の経験と主観で記載している点は事前にご了承いただきたい。

 

パターン1 

専任のひとり情シス。ベンダー出身で技術面も相当のスキルを保有。ネットワーク系のインフラエンジニア、もしくはプログラミング+DBスキル保有の開発系エンジニア、はたまたオールラウンダーで趣味もアプリ開発等。

 

このパターンは相応のスキル保有者なので、ひとり情シスとしても十分やっていくだけの力を持つ。スキルとしては開発系DB系よりもインフラ系を保有しているほうがより望ましいと思われる。アプリ開発であれば有期的なプロジェクト形式でNDAを結び外注しやすいし、日々のメンテナンスであれば専任ひとり情シスでなくても同じ部署の庶務等の担当に応援してもらうという手もある。インフラ系は日々何かトラブルが起こるというケースは稀であるが、ある一定周期や忘れたころにやってくるトラブルが多く、そしてトラブルが発生した日には特定のシステムに限らず、深刻度によってはあらゆるシステムが使えなくなってしまう状態にもなりかねず緊急性を要することが多い。

 

島ハブ程度が不具合を起こしたなら予備品を用意し交換してしまえば済むが、ルーターやADサーバー等にトラブルが発生した日には青ざめてしまうこともしばしばあるだろう。もちろん特定のアプリでもトラブルが発生するタイミング、たとえば、年度決算の締め日に勘定系、基幹系システムが停止なんてのも洒落にはならない。しかし、この御時勢ネットワーク全体が停止なんてのが一番話にもならない。

特にひとり情シスの弱点は何より工数である。運用負担を減らすべくクラウド系システムに乗り換えている企業も多いと思われるが、ネットワークが死ぬとせっかくのクラウドが何の役にも立たなくなってしまう。サーバールームに駆け込み直接サーバー上でクライアントプログラムを起動し、業務処理するなんてこともできない訳だ。

そして抱えている作業や課題、プロジェクトタスクをすべて放り出し、トラブル対応に当たらないと行けないし、切り分けの結果ハード起因なら完全復旧までに時間を要するため関係各所への連絡や報告のための情報整理などにも時間がとられてしまう。

 

なんともはや書き出したら止まらないが、もちろん良い面も多々ある。社内のシステム・インフラを自分の好みの色に染め上げることもできるし、システム選定時も業務との親和性を重視しつつも、やはり自分の興味のある分野に進んでいくこともできる。何より社員・役員からも頼られ、やりがいは申し分ない。

そして、結論、パターン1の専任ひとり情シスは、、、

やりがいはあるが猫の手も借りたい

日々の業務に終われ、ドキュメント整備がされておらず、仕様のすべては担当者の頭の中のみ、という状態も少なくないので、経営としてはハイリスクハイリターンであるともいえる。まだまだ書き足りないが、今日はここまでしたい。

 

続く

 

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